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消費者金融衰退の原因

個人が銀行からお金を借りるということは面倒な手続きがあったり、審査が厳しかったりして、即日に借り入れることができなかったため、すぐに借りられる利便性の高い消費者金融の利用者が年々増加していきます。

そして、消費者金融は成長を続け、2002年には消費者金融大手3社の武富士、アコム、プロミスが経団連に加盟するほど隆盛を誇るようになります。

しかしながら、消費者金融は利息制限法を超える高い金利を取っていたために、景気の悪化に伴って利用者の収入が減少し出すと借金を返済するために借金をするというような多重債務者が増加し、「サラ金地獄」という言葉もできるほど消費者金融のイメージは悪化していきました。

過払い返還請求訴訟によって破綻する消費者金融が続出

そして、平成18年に最高裁判所から貸出金利に対する違法判決が下されると利用者から一斉に「過払い金返還訴訟」が起こされるようになり、消費者金融の経営は一気に悪化し、破綻する消費者金融が続発します。

そのような環境の中、資金面での援助が必要になった消費者金融と、長年の景気低迷による企業への融資額の減少から個人への融資を強化したかった都市銀行の利害が一致し、消費者金融は都市銀行の傘下に加わります。

これで完全に消費者金融は独自経営から脱線し、銀行傘下になったことで今に至っています。

しかし、昔は経団連に加盟するほど、その勢いはすごく、テレビCMなどでは消費者金融のCMばかりが流れていた時期もありました。

そのことから苦情も増え、多重債務者の増加に伴って、法律もより一層厳しくなり、消費者金融は衰退していくのでした。

消費者金融誕生の経緯

現在の消費者金融の大手はほとんどが銀行の系列下に入っていますが、2000年代初め頃までは消費者金融業界全体が飛ぶ鳥を落とすほどの勢いがありました。

現在のような消費者金融が社会に出現するのは1960年頃です。

当時の日本は高度経済成長時代を迎えており、インフレによって物の価値が年々下がって行くため、それまで庶民の金融を担っていた物の価値をお金に交換する質屋が衰退していきます。

そして、社会環境の変化に伴って新たな貸金事業として現れたのが「団地金融(後のサラ金)」であり、無担保・無保証のサービスが大阪で始まります。

サラリーマン金融がサラ金の語源

当時の社会における就労形態としてサラリーマンという職種が定着しますが、現在とは違い終身雇用・年功序列・右肩上がりの年収によって将来の安定的な高収入が保証されていたために、社会的な信用が非常に高くなっていました。

そして、サラリーマンの典型的な生活スタイルが団地住まいであったため、団地で生活している人は所得の高い人という認識が持たれていました。

それが団地金融の出現の要因にもなっています。その後、サラリーマンであることが信用につながり、サラリーマンを主体にした無担保の即時融資が始まります。

それが「サラリーマン金融(サラ金)」と呼ばれる所以であり、担保が質屋における「質草(物)」から個人の「信用」へと変わった転換期でもあります。(出典:オリックス銀行カードローン審査の体験談!口コミも掲載